ファイナルファンタジーX
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商品の説明
Amazon.co.jp プレイステーション2初となる「ファイナルファンタジー」。ハードの性能をいかんなく発揮した本作では、キャラの表情をこと細かに表現するフェイシャルモーションを開発。さらにキャラにボイスを追加し、より映画的な表現を実現した。
また今回の新しいバトルシステムには、特に「戦闘そのもの」と「キャラの成長」に新たな試みがみられる。まず戦闘では、アクティブタイムバトルを廃止。そしてキャラごとに絶対の有利と不利をもつ敵をもたせることで、戦闘中におけるキャラの入れ替えに重点をおいている。
キャラの成長には、「スフィア盤」と呼ばれるものを使用。スフィア盤は、水平な板の上にいくつものつながったマス目が広がったもので、マス目にはアビリティーが埋め込まれている。そこをキャラごとに自由に移動させアビリティーを獲得。育て方によって、攻撃型や魔法重視型などさまざまなタイプを育てることが可能だ。また、本作は音の移動や立体感を体感できるドルビーデジタル5.1ch対応。かつてない驚きの映像と音楽でプレイを楽しむことができる。(池村慎一)
電撃王 クリアまでの約60時間、すごく贅沢なファンタジー小説を読み終えた気分にさせてくれた『X』。PSになってからシナリオ&映像重視の路線を進んできた『FF』シリーズでしたが、『X』ほどストーリー、映像、音楽の完成度が高い作品はなかったと思います。とにかく今回ハッキリ言えることは、ストーリーがよく練り込まれて作られていること。現在2回目をプレイしているのでよく分かるのですが、要所要所にしっかり伏線が張られており、しかも知らない固有名詞が出てきても、きちんと説明される作りには素晴らしいの一言(今まではその点が今ひとつだった)。また、キャラ全員の性格、役割などがしっかり設定されていて、それが途中で変わることがなく統一されていた点も、ストーリーの完成度を高めていると思います。そしてそれに輪をかけてよかったのが、声優さんたちの熱演。声が入ったゲームは今までも多数ありましたが、これほどいいなと感じた作品はありませんでした。このシナリオの完成度なら、逆に声がないほうが不自然に感じたかも知れませんね。 そして、肝心のゲーム性についてですが、これがまた遊びやすく楽しい。なかでも今回一番驚いたのが、ATB(アクティブタイムバトル)でなくなり、CTB(カウントタイムバトル)になったこと。でもこれは大正解だったと思います。CTBではコマンド入力時に時間が止まるので、落ち着いてコマンドを入力できるし、行動する順番次第ではラクに勝てたりと戦略性がアップ。純粋に戦いが楽しかったです。また、新たな成長システム「スフィア盤」も、やってみるとすぐにしっくりきて、誰でもわかる仕組みなのもGOOD。毎作新しい成長システムをよく生み出すなと、改めて感心させられました。それ以外のシステム面を見ても、読み込みは速いし、セーブは99個までできるし、ヘルプ関係が充実していたりといたれりつくせり。もちろん、やり込み要素もあってプラス30時間は遊べるのもウレシイかぎり。でも戦闘中にターゲットを合わせにくい、武器の並べ替えが自動に出来ないという不満もありますが…。 もし『X』は面白かった?と聞かれたら、私は間違いなく”面白い”と答えるでしょう。アンチ的な意見も聞こえるでしょうが、とにかくプレイしてみてください。きっと満足させてくれるはずですから。 (電撃王2001年9月号)
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